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Channel: Y's Analog Life Style (Y's アナログライフスタイル)
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ワールドカップ「ベスト4」に想う

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ベスト4が出揃った!!

準決勝の組み合わせは

ウルグアイ vs. オランダ
ドイツ vs. スペイン

日本代表の目標だった「ベスト4」・・・改めてその目標が途方もなく難しいものだったことを痛感する。何しろ、ブラジルも、アルゼンチンも、ポルトガルも、イングランドも、イタリアも、フランスも・・・その名前はここにはもはや存在しないのだから・・・。

決勝トーナメント1回戦、日本と120分戦ってスコアレス、PK戦の末に勝ちあがったパラグアイとスペインの試合を見ながら、「日本がスペインとベスト4の座を争う試合を見たかった」と、何度思ったことか・・・。

パラグアイ戦・・・前半40分に右からをクロスに合わせ切れずゴール左に外した本田。延長戦、120%シュートを選択すべき試合の流れ、場所、タイミング・・・であるにも関わらず「中途半端」としか言いようの無いキック・・・あれは「パス」だったのだろうか???誰に何を期待したのか???をやらかしてしまった玉田。

PK戦で駒野がバーに当ててしまったことは本当に残念だが、これはあくまでもPKという極限状態での起きてしまったことであり、この一面だけをとって駒野を責めるのは間違いだ・・・PKに向かう駒野の大写しになった表情を見て「これはヤバイあせる」といやな予感が走ったことも事実で、こういう予感はえてして的中してしまうものなのだが・・・。
それでも・・・ガーナのギャンも、パラグアイのカルドソも、スペインのビジャでさえもがこの後の試合で勝負を分ける場面でのPKを外すことになる。それくらい「PKは難しい」のだ・・・特にワールドカップの決勝トーナメントという極限の緊張状態においてはなおさら・・・。

直前に組まれた親善試合、練習試合の結果を見れば、本大会での日本代表の結果を「予想以上」という言葉でくくるのは簡単だし、正直なところ、自分自身もここまで楽しませてもらえるとは思っていなかった。初戦のカメルーン戦を最少得点差で勝ちきった日本代表は、そこからは試合を重ねるごとに「ゾーン」に入っていった。だからこそ、なおのこと、パラグアイ戦を実力で勝ち切り、もう一段上で、本来の目標としていた「ベスト4」をかけてスペインと真剣勝負をする日本代表を応援したかった。

2002年、トルコに0-1で敗れたときに感じた、なんとなくモヤモヤした満足できない感覚・・・それが、今回はもっと強い。対戦した相手が日本と同じく初のベスト8進出を争うパラグアイであり、120分戦ってスコアレスだった・・・という2つの理由で、今大会のベスト16という結果に「感動」したり「満足」したりできないのだ。「優勝候補にボロボロにやられた」というのであれば、潔く現時点での実力を認めるしかないし、次に向かう課題もはっきりすると思うのだが、中途半端な「よく頑張ったじゃないか!!」という評価は、次の段階に上るモチベーションには直結しない。

ドイツ代表は15大会連続でベスト8進出・・・フットボールにおける「世界の高み」とは、そういうレベルにある。まだまだこの先、日本代表にはもっともっと強くなって欲しい。たまたまベスト16・・・ではなく、コンスタントにベスト8にチャレンジする力をつけた日本代表を応援したいのだ。


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